積層ステンレス製ターンテーブルシート
TS-SUS1
積層ステンレス製ターンテーブルシート
TS-SUS1
レコード盤は、完全な平面ではありません。規格上、外周部と内周部は厚く作られていますし、個々のディスクには多少なりとも反りや変形があります。
一方、音溝に刻まれた音楽信号を正確にピックアップが拾うためには、硬質の素材でディスクをしっかり支えることが望ましいことは想像がつきます。
しかし、実際には硬質なプラッター面上にディスクを置くと、ピッタリと面と面で接していることはなく、無数の「触れているか触れていないか」の微妙な接触点で支えられていることになります。これは重いスタビライザーを使用しても基本的には変わりません。この状態でスタイラスが音溝をトレースすると、その振動で無数の微妙な接触点が一斉に鳴き始めます。当然、プラッター面の素材固有の音色が加味されることになり、従ってターンテーブルシートを交換すると音色が変わるわけです。しかし、変化を楽しむことはできても、絶対的に音のクオリティを改善してくれるターンテーブルシートはなかなか存在しなかったのではないでしょうか。
直径30cmもあるディスクをいかにしっかりとホールドするか。さらに、プラッター側の影響をいかに排除するか。このテーマに対する一つの答えが、TS-SUS1です。
【構造】
・ディスク側:ディスクの最外周部(無音部分)に相当する部分が3mm高くなっており、ディスクは外周部でのみ支持
されるようになっています。接触点を最小限に絞り、それを最外周部とすることにより、ディスクのメカニカルアース
は確実なものとなり、また円周方向の反りの影響も軽減することができます。
・プラッター側:プラッターとターンテーブルシートの間に、前述のような不完全な接点が存在していたら、片手落ちに
なってしまいます。プラッター側には5mmの真鍮ボールを埋め込み、点接触の3点支持とし、確実なメカニカルアー
スを得るとともに、プラッターの影響を最小限に抑えています。
・素材・本体構成:厚さ1mmのステンレス304板を2枚、制振材を介して積層しています。本体は完全にダンプされ、
叩いても「コツコツ」という音がするだけで、固有音がしません。
【効果】
TS-SUS1を使用すると、まず付帯音の少なさ、S/Nの良化に驚かれるでしょう。フェルトやゴム製のシートに比較すると圧倒的に情報量が増し、トランジェントも大きく改善されます。音の濁りがなくなるので空間表現性も大きく向上します。これまで気づかずにいた音楽のニュアンスの発見に、全てのディスクを聴き直すことになるはずです。
<仕様>
名称(型番):Rigid Float/H 7 (RFE-02H) Rigid Float/H 9 (RFS-02H) Rigid Float/H 13 (RFL-02H)
型式:ユニバーサル型オイルフロートピュアストレートトーンアーム
各部寸法:図面参照
重量:約2kg(ウェイト含む、 ヘッドシェル・カートリッジ含まず)
アームパイプ材質:アルミニウム
内部配線:極低温処理 絹巻4N純銀線
高さ調整範囲:20mm
オーバーハング: -5 ~ -20mm 推奨 (アンダーハング)
オフセット角:0°
取り付け可能カートリッジ重量(ヘッドシェル含む):〜50g
出力端子 : RCA端子(グラウンド独立、バランス伝送可能)
※ 価格はお問い合わせ下さい。
※ 外観や仕様は、性能向上のためにお断りすることなく変更することがあります。